Qセルズ独自の新技術「Q.ANTUM DUOテクノロジー」搭載。新型高効率太陽電池モジュール「Q.PEAK DUO-G5」を販売開始

高い発電力と優れた信頼性の両立を実現したフラッグシップモデル
ハンファQセルズジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長: キム・ジョンソ、以下「Qセルズ」)は、太陽電池モジュールの新製品として、Qセルズが独自開発した新技術「Q.ANTUM DUOテクノロジー」を搭載した高出力・高効率の「Q.PEAK DUO-G5」を2018年夏に販売開始します。
高い発電力と優れた信頼性の両立を兼ね備えた「Q.PEAK DUO-G5」はQセルズ独自の新技術「Q.ANTUM DUOテクノロジー」を搭載した新型の高効率太陽電池モジュールで、当社の従来製品※1に比べ、出力は20W(6.6%)向上し、公称最大出力325Wを誇ります。
太陽電池モジュールに高い発電能力が求められる中、この度Qセルズは変換効率を向上し卓越した発電力を発揮する「Q.ANTUM DUOテクノロジー」を新たに開発しました。本テクノロジーは、セルで発電した電気の損失を低減するハーフセル技術や6本バスバー技術、太陽光をより多くセルに取り込むワイヤー・インターコネクションなどの技術を融合することで、太陽光を効率よく活用し、電流損失をおさえて高い発電量を実現します。
※1 Q.PEAK-G4.1 と比較(公称最大出力 305W)
■「Q.PEAK DUO-G5」

■「Q.PEAK DUO-G5」特長
Qセルズが独自に開発した、高効率・高出力で、実使用環境下で優れた発電性能を発揮する新技術「Q.ANTUM DUOテクノロジー」を搭載することで、出力をはじめ信頼性も向上し、長期にわたり高い発電力を維持します。
1.「Q.ANTUM DUOテクノロジー」を搭載した高出力モデル
ハーフセル技術、6本バスバー技術、ワイヤー・インターコネクションなどの技術を融合
2. 国内最高レベルの長期出力保証
初年度は公称最大出力の98%、2年目以降は毎年0.54%以内の出力低下を下限に出力を保証
Qセルズは、環境先進国ドイツで培った経験と実績をもとに、今後も日本の住宅に適した太陽光発電システムを提供する体制を強化し、日本における再生可能エネルギーの柱である太陽光発電事業の普及と発展に貢献してまいります。
■「Q.ANTUM DUOテクノロジー」とは

電気損失を低減するハーフセル技術や6本バスバー技術、光を効率よく活用するワイヤー・インターコネクションなどの技術を融合することで、高効率・高出力を実現しました。
1. ハーフセル技術
セルを半分にすることで電流を小さくし、ロスを削減。
電流の流れる距離を短くしたモジュール設計との組み合わせにより、出力が向上します。

2. 6本バスバー技術
バスバー電極間の距離を縮めて電子をより多く集めるとともに、電流の通り道を増やすことで抵抗損失が抑えられ、出力が向上します。

3. ワイヤー・インターコネクション
フラットリボンの代わりにラウンドワイヤ―をバスバーに採用することで、電極の幅と合わせて影の影響を受ける部分が75%削減され、出力が向上します。さらに、ラウンドワイヤ―による反射光の効果で太陽電池モジュールの光の活用度を高めます。

■「Q.PEAK DUO-G5」製品仕様
| 品名 | Q.PEAK DUO-G5 | |
|---|---|---|
| 品番 | Q.PEAK DUO-G5 320 | Q.PEAK DUO-G5 325 |
| 公称最大出力(Pmax)(+5/-0W) | 320W | 325W |
| 公称短絡電流(Isc) | 10.09A | 10.14A |
| 公称開放電圧(Voc) | 40.13V | 40.40V |
| 公称最大出力動作電流(Ipm) | 9.60A | 9.66A |
| 公称最大動作電圧(Vpm) | 33.32V | 33.65V |
| モジュール変換効率 | 19.0% | 19.3% |
| 真性変換効率 | 21.7% | 22.0% |
| セル種類 | 単結晶Q.ANTUMハーフセル | |
| セル枚数 | 20 x 6 | |
| 寸法(横 × 高さ × 奥行) | 1000mm × 1685 mm x 32mm | |
| 質量 | 18.7kg | |
| 最大システム電圧(Vsys) | 1000V | |
| 耐風圧荷重/耐積雪荷重 | 4000Pa/5400Pa | |
【ハンファQセルズジャパン株式会社について】
1984年に韓国最大手企業であるハンファグループの日本法人として設立。太陽光発電関連事業(太陽電池モジュール輸入販売、IPP事業)をはじめ化学品、鉄工、機械・設備、自動車部品、IT関連機器等、多部門にわたる基幹産業のアジア諸国間での輸出入業務と日本市場での販売事業を30年以上にわたり展開している。2011年より日本の太陽光事業に参入し、2017年12月現在で日本向けの出荷量累計3.4GW、住宅設置数30,000棟を達成した。



