ハンファソリューションズ、ハンファシステムズと衛星用太陽電池開発契約を締結。宇宙電力事業を本格化

※株式会社ハンファ発信の海外プレスリリースより参考情報としてお知らせ配信しています。

  • Qセルズ部門、高効率太陽電池技術力を基盤に宇宙用太陽光技術開発に着手
  • 2.5年間で300億ウォンを投入し、衛星に最適化された宇宙電力ソリューションの実現を推進
  • 2028年に試験衛星で検証、2029年以降は衛星コンステレーション事業と連携して商用化を目指す

ハンファソリューションズのQセルズ部門は、ハンファシステムズと衛星用高効率太陽光セルおよびパネル技術開発のための契約を締結し、次世代宇宙用太陽光技術の確保に本格的に取り組みます。

今回の協業は、ハンファシステムズの宇宙分野における能力に加え、ハンファソリューションズが地上用太陽光市場で蓄積してきた高効率太陽電池技術と量産能力を宇宙領域へ拡張する最初の一歩です。グローバルな宇宙産業が低軌道衛星コンステレーションおよびAI・データサービス中心に再編される中、衛星の性能と任務継続性を左右する電力ソリューションの重要性も一層高まっています。これを受けてハンファソリューションズは、防衛・宇宙専門企業であるハンファシステムズとの協力を基盤に、宇宙環境に最適化された統合電力ソリューションの実現に注力する方針です。

今回の契約により、ハンファシステムズは2026年から2028年までの約2.5年間、衛星用タンデム太陽電池の開発のために300億ウォン規模の研究開発費を段階的に投入します。ハンファソリューションズは同期間、高効率セルの設計および性能高度化、宇宙環境における信頼性検証など、中核となる研究開発を担当し、両社はこれを通じて衛星環境に適用可能な電力ソリューション技術の確保と、今後の商用化に向けた基盤づくりを進める計画です。

ハンファソリューションズは特に、超低軌道(Very Low Earth Orbit、VLEO)環境において性能を最大化する電力ソリューションを実現するため、タンデム型高効率太陽電池を含む次世代技術の開発に注力します。超低軌道環境は、衛星の電力効率、構造上の軽量性、放射線および原子状酸素に対する耐久性を同時に要求するため、太陽電池技術の高度化とあわせて、パッケージングおよびパネル適用性の検証まで含めた宇宙用統合電力ソリューション能力を内製化する戦略です。これに加えて、実際のロケットを活用した宇宙実証も並行して行い、タンデム太陽電池の宇宙環境における検証と初期ヘリテージ(実証実績)の確保を推進する計画です。

ハンファソリューションズとハンファシステムズは、2028年までに試験衛星による技術検証と初期の宇宙適用性の確保を推進し、2029年以降はハンファシステムズが量産する0.15m級超低軌道超高解像度合成開口レーダー(VLEO UHR SAR)64機の衛星コンステレーションと連携して、実際の衛星にタンデムセルを適用するなど、本格的な商用化に乗り出す計画です。さらに、今回確保した技術を今後、低軌道(LEO)、中軌道(MEO)など多様な環境へ拡張可能な形へと発展させ、グローバル宇宙電力市場における統合ソリューションの競争力を強化していく方針です。

ハンファソリューションズのパク・スンドク Qセルズ部門CEOは、「今回のハンファシステムズとの協業は、Qセルズが蓄積してきた高効率太陽電池技術を宇宙産業へ拡張する重要な出発点です。衛星用電力ソリューションの性能と信頼性を高め、長期的には宇宙産業と再生可能エネルギー産業の融合を基盤に、グローバル宇宙電力市場において新たな成長機会を創出していきます」と述べました。

企業プロフィール
【ハンファジャパン株式会社について】

韓国最大手企業の一つである株式会社ハンファの日本法人として1984年に設立。グリーンエネルギー事業、ケミカル事業、プロダクトソリューション事業の3部門を展開し、化学品、鉄鋼、機械・設備、自動車部品、IT関連機器等、多部門にわたる基幹産業のアジア諸国間での輸出入業務と日本市場での販売事業を行っている。2011年より日本の太陽光事業に参入し、2026年3月現在で日本向けの出荷量累計7.8GW、住宅設置数21万棟を達成した。2026年4月より太陽光発電・蓄電池・HEMS・でんき・電力取引を組み合わせたトータルエネルギーソリューションブランド「ENERICH™」を始動。全国の販売パートナーと共に、家庭のエネルギーを「消費」から「資産」へと転換し、持続可能な社会の実現を目指す。

一覧に戻る